イギリス政府の答え
改正著作権法が可決成立し、来年1月1日から施行される。違法コンテンツと知りながらダウンロードする行為を禁止しているが、取締りは難しいのではないか。違反者に対する罰則も設けられていない。P2Pでの違法コピーが海外ほどコンテンツ業界を圧迫していない日本でのこうした措置は、注目されていない。
一方海外では、イギリス政府が欧米で侵害の著しいネット海賊版に対する政府方針を、デジタルブリティッシュリポートとして昨日発表した。
コンテンツ業界はISPにアクセス遮断の制裁を含む警告作業を義務付けたい。ISPは優良顧客を失うのを恐れてそれを飲もうとはしていない。イギリス政府も、自分の部屋で音楽をダウンロードする15歳の少年を犯罪者にはしたくない。
発表では、政府は違法ダウンローダーへ送る警告書を円滑に進めるための措置を行い、常習者に対してはISPに違反者のデータ転送量を制限させるとし、アクセスを完全に遮断することは避けた。
あるP2P利用者は、クリエーターは音楽レーベルによって報酬を約束されていて、無料のダウンロードで困るのはレーベルの役員報酬の減額のみだと言う。P2Pは音楽を買う前にサンプルとして視聴することを可能にしているとも言う。
反対派のひとりは、違法ダウンローダーは「無料」にこだわっているだけで、倫理的にもよくないと言う。サンプルを提供している合法な音楽配信サイトは存在すると反論する。
政府は発表した措置によって違法ダウンロード行為を70%減らしたいとするが、専門家によれば、もっと厳しい制裁を課さない限り、解決はしないと言う。
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