2009/06/13

プライベートTorrentサイト

インド映画のBollywood、日本のアニメ、香港のカンフー、B級映画、そして無数のポルノ、どんなデジタルコンテンツを探しても必ずそれ専門のTorrentサイトが存在する。

そうしたサイトの多くは紹介制で会員を募っており、小規模でもあるためにコンテンツの権利者及び一般には発見されにくい。

フランスの3人の研究者がプライベートTorrentサイトを実際に利用し、研究結果を論文にして発表している。Torrentサイトと言えば有罪判決を受けたスウェーデンのPirate Bayがあるが、プライベートTorrentサイト運営者は世界中の注目がスウェーデンに集まったことで、さらに発見されにくくなったことは願ってもないことだろう。多くは登録できるユーザーの数に制限を持たせたり、活動のないユーザーアカウントが削除されると追加で新規登録を再開するなど、大きくなりすぎないことに気を使っている。

また、プライベートTorrentサイトはユーザーにシェア率を課す場合が多い。一定のダウンロードに対するアップロードの強制で、シェア率の低いユーザーは警告を受けたり、アカウントの削除をされる場合もある。

しかし研究結果ではそうしたシェア率はシェアされるファイル数の増加を妨げるため、サイト運営にとってはいい結果をもたらすとは言い切れないとしている。

それでも何も規制をかけない大規模なTorrentサイトのほうが上手く機能するとも言い切れない。プライベートサイトは大規模サイトで漏れているようなニッチコンテンツに適している。

大規模なサイトで好きなコンテンツが見つからない場合、プライベートサイトに行けばいいかも知れない。ただ、規制やルールは多いし、見つかりにくい。

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