海賊の親玉
Christian Engstrom、今月EU議会の議席を勝ち取ったスウェーデンの海賊党ののリーダーだ。50代でとても海賊には見えない。両親ともプログラマーのコンピューター一家に育ち、Engstrom自信も特許事務所で使われるソフトウェアの開発を行った。
そのEngstromの公約は特許権の撤廃、著作権の期間を3年ほどに短縮すること、そしてネットプライバシーの強化だ。海賊党の支持者は主にスウェーデンの30歳以下の男性で、学生の間では海賊党は支持率で第1党だ。4月にPirate Bay運営者の4人に有罪判決が出た後、党員数は3倍増した。
「海賊党というネーミングは最初バカげてると感じるが、誰にとっても意味のあるもの。」
海賊党にとってのダース・ベイダー(アンタゴニスト)とでも言うべき人物がいる。Anti-Piracy OfficeのHenrik Pontenで、軍隊スタイルの短髪のこの人物によれば、「普段極右思想の反社会的な若者がこの選挙では海賊党に投票した」らしい。
「海賊は自分たちのことを被害者と見るが、その実コンテンツ産業に危害を加える加害者でもある。」
政治家はインターネットのことに関しては無知であるため、圧力団体に容易に影響される。こうした政治家が問題で、直接投票者に訴えるために海賊党を立ち上げたと設立者のRick Falkvingeは言う。
海賊党はスウェーデン以外でも支持率を上げている。ドイツの海賊党は先のEU議会選挙で投票者の1%近くを確保し、ベルリン地区ではその支持率は5%だった。

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