合法な方法で音楽を入手し始めるスウェーデン人
つい最近までファイルシェアラーの天国と呼ばれ、著作権法の大胆な改革を目論む海賊党の故国であるスウェーデンである変化が起きている。
Pirate Bayの運営者が訴追され、有罪判決を受けるまではこの国のティーンたちは迷うことなくサイトを利用していたが、現在では合法なSpotifyやiTunesなどの合法なサイトで音楽を入手している。実際、スウェーデンの音楽売上げは10%近く減少した世界に反して、昨年10%の成長を見せている。
フランスをはじめ韓国や台湾でも所謂スリーストライク法が可決し、違法ダウンローダーはネットコネクションを失う可能性が既にある。日本でも著作権法が改正され、違法コンテンツのダウンロードが違法となった。スウェーデンも著作権者が違法ダウンローダーを裁判にかけやすいような法律が成立するなど、世界規模で一致した違法ダウンロードへの取締りが強化されている。こうした動きは無料コンテンツの最前線であるスウェーデンのネットユーザーの心情にも大きく影響している。
しかし、海賊党の党首のRichard Falkvingeは言う。「音楽業界の売上げが持ち直したのは喜ばしいことではあるが、必要なくなったサービスを展開するレコード会社を救済することにはならない。」

0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム