EU著作権論議
EUでの著作権侵害の規制や罰則に関しての議論を紹介している記事があるので要約してみたい。
EU本部、ベルギーのブリュッセルからの報告だ。
「オランダの学者、Joost Smiersは、現在の著作権法は少数の力のある企業がマスメディアをコントロールしやすくしていて、その状況は民主主義にとって健全的ではないとしている。Joost Smiersは、“想像しよう、著作権のない世界を”の著者で、今月23日〜24日にブリュッセルで開かれた知的財産の未来についての会合に出席している。
彼は、著作権は主にハリウッドや力のある音楽レーベル、更に巨大メディア企業の既得権を護るためにあり、その恩恵は個々のアーティストに届いていないと主張する。Smiers曰く、ルッパード・マードックのニュースコーポレーション、イタリアのメディア王のベルルスコーニ首相、またアメリカのウォルトディズニー社などは、“文化複合企業”で、これら複合体に対して著作権の廃止と独禁法の両方から攻撃すべきだと言う。
“著作権の廃止と複合体企業の解体を同時に行うべきだ。世界的な不況の今、整理されるべきは金融業界のみならず、すべてのマーケットにも言える。”」
Smiersのみならず、著作権侵害に対処する動きをコンテンツホルダー側から見るのではなく、ユーザーの視点に立って文化の多様性を論じる学者や専門家の声はEUには多いようだ。
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