「絶版堂」が絶版になったのには理由がある #denshi
絶版書籍を「自炊」して販売委託するサービスを「絶版堂」というサイトが始めた。すでに絶版となった著作を著作者から提供を受けてPDFとして販売するものだった。このサービス、好意的に受け入れられたものの、開店を迎えることなく閉店した。
運営会社はもともとWebサービスの運営やスマートフォントのアプリを開発する会社で出版社ではない。書籍を簡単にスキャンしてPDFにすれば電子書籍になることから、販売窓口をWebに用意すれば需要があると思ったのだろう。Google ブックスが大きな話題になったこともヒントになったに違いない。
ただこのサイトを閉鎖せざるを得なくなった問題は、絶版本をスキャンして電子書籍にするというアイデアにあったのではない。著作者が「頼んでみようかな」と思うようなオファーがほとんどないと言うことである。
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