RIAAなどの米音楽業界団体、著作権侵害への厳しい対応を要求
音楽業界の思惑通りに事が運んだ場合、ネット中立性に基づく規制が改定されてインターネットの監視が強化され、違法と見られるコピー行為に対する締めつけが厳しくなる可能性もある。
米国時間8月18日、米国音楽業界のほぼ全てと言っていい団体が足並みを揃えて、新たな連邦法による規制も含め、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が利用者の違法ではないかと疑われる行為を厳しく取り締まることを「促す」ブロードバンドポリシーを要求する姿勢を明らかにした。
「現行の法律や規制は全米のクリエーターのために役立っていない」と、Googleの会長兼最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏に宛てた書簡で、全米レコード工業会(RIAA)を始めとする音楽業界の団体は述べている。「われわれの事業は痛手を被っており、ソングライター、アーティスト、ミュージシャン、スタジオの技術者など、この業界に携わる者の夢とキャリアも傷ついている」
同書簡は、GoogleとVerizon Communicationsが9日付けで公開した共同提案への返答だ。両社は共同提案において、米国人が「インターネット上の全ての合法的なコンテンツにアクセスできる」ようにすべきだとしているが、違法コンテンツへのアクセスの問題や、コンテンツが著作権法に違反しているかどうかを誰が決定するのかという点には言及していない。

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