イギリス:Wi-Fiアクセスを提供する施設にも著作権法違反罰則
イギリスでWi-Fiアクセスを提供するパブやカフェなどの施設でユーザーが著作権で保護されているデータをダウンロードした場合、Wi-Fiアクセスを提供する施設に罰則が設けられている。
大手ISPにはユーザーの閲覧履歴データを一定期間保存する義務が課せられているが、パブやカフェ、また図書館などの公共施設にも同じようにデータを12ヶ月間保存する義務を課す法律が施行されている。ただし、保存を義務づけられているデータはユーザーID、アクセス日時、そしてアクセス先のみに限定され、ダウンロードまたはアップロードされたデータの内容は別の法律でユーザーの許可なしには取得できない。
Wi-Fiを提供する公共施設はサービスを利用するユーザーの個人情報を得ておらず、違法ダウンロードがあったとしても誰がその行為を行ったか特定できない。イギリス政府は違法ダウンロード取締りを強化させており、図書館やカフェなどの公共施設でも例外を認めていない。
よってそれらの公共施設がISPとしての責任を担うのか、またエンドユーザーとして処罰対象となるのか議論になっている。ネットアクセスを提供する個人商店などは到底その管理コストに耐えられないとして反発している。
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